キャンピングカーの魅力

キャンピングカー
自分もキャンピングカーを購入してちょうど9年になります。
そこでこのキャンピングカーの良い点(良かった点)、失敗した点など、維持費なども含め、検証したいと思います。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーと言っても色んな種類の車を見たことがあると思います。
大まかに分けると次のようなものがあります

◆ バスコン
大型からマイクロバスまでありますが、普通免許で運転可能なマイクロバスが主流です。
トヨタコースターや日産シビリアンなどをベースに改造したモデルです。
コースターやシビリアン自体は10人以上の乗車定員なので普通免許では運転できませんが、
キャンピングカーは10人以上乗りませんし、普通免許で可能になります。
キャンピングカーと言えばやはりこれが一番快適で憧れなんですが、
当然、価格も新車で今では安くても2,000万円近くになってしまい、大きさで保管場所も当然必要で、
都心部では中々難しいです。

◆ キャブコン
これはトラックなど、荷台を架装して主にFRPで箱のようにして載せて居住性を高めています。
(アルミで架装したものも最近出てきました)
トラックベースで後ろの部分のカスタマイズ性が高く、広い快適な室内空間を作り出しています。
トヨタ製タウンエースやマツダ製ボンゴクラスからハイエース、一番多いのはトヨタ製カムロード
(ダイナのキャンピングカー仕様)がある。
一応、仕様的にはこのキャブコンに入る、軽トラを架装した軽キャンですが、
この軽キャンパーは別枠で軽キャンとして独立した部類に入ります。

◆ バンコン
これはハイエースなどのワンボックスタイプの車体を使用し、外見は一見キャンピングカーとは見分けがつかない。
しかし、窓を改造し出したものや屋根を切って被せた一見、キャブコンのような車体のものもある。
筆者が所有しているものも実はハイエースのこのタイプのもので他のバンコンとは違い、
室内はバンコンより広く、立って移動も可能です。

◆ トレーラー
これは自走せず、部屋だけを制作し、車輪を付けて必要な時だけ牽引して移動するタイプでキャブコンよりは安いが、
ヒッチハンガーが必要で、車体が750kgを超えるとけん引免許が必要になる。
それだけのために使用するので移動手段に使えない。

タイプ別利点・欠点

◇ バスコン
とにかく、快適です。
走行時の乗り心地も良いですし、広い室内空間、安定した車体なので社内の移動でも立って移動が可能。
欠点
・価格が高い
・車庫の確保が大変(車高・長さ)
車庫がなく、隣地で借りようにも場所がない

◇ キャブコン
居住性は快適です
広い室内で立って移動も可能
欠点
・移動時の乗り心地が良くない
・立って移動は可能ですが、少し揺れが気になる
・バスコン同様、乗用車スペースでは駐車が出来ないので場所の確保が難しい

◇ バンコン
運転はしやすく、移動もバスコン、キャブコンに比べれば楽
一般の駐車場にも駐車可能
居住性はあまり良くない(狭い)
立って移動が出来ない(上部を切ったような仕様のものは可能)
欠点
・常設ベットが無く、椅子などを組み立てながら行うものが多く、工夫が必要

◇ トレーラー
室内は快適
大きさも様々ある
欠点
・牽引車が必要
・駐車スペースの確保

◇ 軽キャンパー
運転はしやすい
欠点
・最大2名(2人で割り切れば快適)

経済性

一番気になるところだと思います。
自分もそうでした。
しかし、何とかなるかな?という楽天的に購入してしまいました。
幸い、自宅に玄関前幅3m長さ15mの置けるスペースはあるのですが、そこを通って玄関に入るのでここに置くとキャンピングカーの幅が2mなので実質2m弱の通路になり、高さも2.9mあるので圧迫感がありました。

◇ 維持費
購入費・・・車の金額により様々なので計算は容易だと思います。

駐車場・・・
結構、これが自宅に置けるスペースがある人とそうでない人で金額よりも気を遣わなければいけないことで、
借りれる駐車場が近くにあれば良いのですが、普通車スペースでは断られると思います。
架装していないハイエースクラスまでのバンコンや軽キャンパーならぎりぎり大丈夫かもしれませんが、
それ以外の車両は結構大変です。
中には住民票を移してまで購入される方もいらっしゃるのですが、これは車庫飛ばしになります。
ただし、8ナンバー登録されたキャンピングカーで、全長5,700mm以上か、全幅1,900mm以上あれば、
2km以上離れていても車庫証明は取得可能です。
大きいキャンピングカーでもモータープールと言ってキャンピングカー専門で預かってくれるところもあります。
そこはキャンピングカーのマリーナのような感じでそこではセキュリティもあり、安全に預かってくれ、
洗車場もあり、関東近県で安いところで5,000円ちょっとから25,000円くらいまで車体によっても違いますが、
遠くのただの駐車場を借りて置いておくより、安心、安全です。
しかし、すぐに乗れないので結局、乗らなくなった・・・ということもよく聞きます。

税金・・・
キャンピングカーは特殊用途自動車の扱いになるので同じ排気量の普通自動車より約1万円程安い感じです。
昔は8ナンバーにすれば軽自動車並みの価格だったので不正に8ナンバー化する車が横行し、
今の税金の仕組みに変わり、8ナンバーのメリットが税金では薄れてしまいました。

主な毎年掛かってくる税金は自家用乗用車と比べると2割ほど割安な感じですね。

デカイからその分、高いのかと思いきや 法定費用のメリットは
商用車 > キャンピングカー > 自家用乗用車 といった感じですね。

維持費は思ったより掛からない・・・むしろ、乗用車より割安です。
高速道路料金も大きくても乗用車の料金ですし、一番頭が痛いのが保管場所ですね!
自宅なら良いのですが・・・。
また、気軽に都心部など近所などへ乗って行くにはこれまた駐車場探しに苦労しますし、大きい車の運転が苦にならない
方だと良いのですが、結構、疲れます。
結局、乗用車に乗って普段は出掛けることになります。
燃費も良いとは言えないので普段は乗用車でしょうね!
自分も結局、自宅には置いてありますがあまり乗りません。

遠くへ行きたくなる

キャンピングカーの魅力と言えばどこでも休むことが出来るのが一番の利点ですよね!
キャンプ場にも行くのですが、少し遠い場所に行くことが多いですね。
前日の夜に出てサービスエリア等で休憩しながら行けるのも魅力です。
乗用車でも同じことが出来るのですが、休憩の快適さは比べ物になりません。

メンテナンス

自分はハイエースなので車自体の点検等は東京トヨタ(現トヨタモビリティ東京)で他の乗用車と一緒に出しています。
車検もここで行っています。
ただ、後ろの部分は見てもらえないので不具合等があればビルダーに見てもらっていますが今まで乗り始めはキャンピングカーショーに行って見てもらったりしましたが、特に見てもらったことはなく、故障もありませんでした。
これが輸入車等であれば車の部分の故障が・・・。
バッテリーも出来れば2~3年ごとに変えた方が良いのですが、結構、自宅のAC電源から充電してたりして騙し騙し乗っていましたが、4回目の車検(8年目(キャンピングカーは最初から2年毎です))の時にやっと替えました。
そしてその半年後、流石に点検してもらおうとビルダー(新潟なので頻繁には行けないので)に行ってサブバッテリー3個と窓などのパッキンの交換をしてもらいました。10万円ほど掛かりました。
最近はリチウムイオンバッテリーなのでコンパクトで6年持つそうです。
リチウムイオンバッテリーの方が高出力のものを乗せることが可能で、普通のエアコンも余裕ですし良いです。
難点は交換すると費用が高いことです。全交換で60万~80万円だそうです。普及していけばもっと安くなるんでしょうね・・・安くなることを期待したいと思います。

まとめ

キャンプによく行く方は毎回テントを張って・・・片付けて・・・の煩わしさから解消され、特に雨の日なんかはせっかくキャンプに来たのに雨だと辛いのですが、テントを張るよりすごく快適です。雨の日のテントの片づけは大変で、家に帰っていつも晴れた日に干していました。帰ってすぐに晴れてくれると良いのですが・・・。
また、災害時にいいな!とも思ったのですが、キャンピングカーを買ってからは災害に合っていませんが、阪神大震災を経験した身としてはあったら良かったかな?!とは思いますが、あの時は移動が出来ず、ガソリンを入れることも出来ず、運が悪ければ車がぺしゃんこでした。自分の車は何とか免れましたが近所の家とかブロックとか倒れて傷だらけにはなりましたね。
なので家が潰れたらおそらく、家に置いてたら一緒にだめだったろうし、家が助かり、電気水道ガスは止まったのでそのまま移動できればかなりあったら良かったなぁ・・・とは思いましたが・・・。
最近ではキャンピングカーのレンタルも盛況のようです。
必要な時だけ・・・と割り切れば維持費は却って安くつきますね!

でもキャンピングカーで北海道とか長期で旅行するのが夢ですね・・・。
気になる事があったらまたご報告します。