半導体が不足している・・・
最近よくこの話題がよく出てきます。
特に身近なところでは自動車が作れず、新車を注文しても納期が1年、2年・・・といったこともあり、今や切実な状況になっています。そこで少し半導体について考えてみたいと思います。
自動車が製造できない?
今の車の乗り換えで買いに来たのにそんなに待つんじゃ、車検を受けなきゃいけなくなる・・・
トヨタの人気車種のランドクルーザーなどは5年とか6年と言われています。
今まで新車の注文をしたら下取りの車を査定して納車されたら差額を支払い・・・という感じだったのがかなり先になるとその査定価格が変わってくる・・・距離も年数も・・・ある程度そこも算定して査定価格を出して納車まで乗っててください・・・の見極めが重要になってきます。まぁ、最近は中古車の価格が上がっているからある程度カバーできますが・・・。
新車がそんなに納期が掛かるのなら中古車にしよう!という方が多く、中古車の需要が上がっているためで、上がり過ぎて新車価格より高くなる車種も出てきているようです。
また、トヨタモビリティ東京では先日お話を聞いたのですが、リースバック、古田さんが宣伝している家のもので家を売っても住み続けられます・・・というあれです。
つまり、今乗ってる車を今の価格で売って、新車の納車まで乗り続けてください・・・その代わり、今乗っている車をリースします。というものです。
両社WinWinに・・・という、売る側の苦肉の策とでも言ったところですね。
半導体が無いと生活が成り立たない・・・
今や何でもコンピューターが組み込まれた製品ばかりで半導体無くしては産業も生活をも支えています。
スマホなんかは自動車よりもっと高性能な細かいチップの製品が必要です。
日本は昔は製造シェアNo.1だったのですが韓国が安く製造するようになって、高性能な半導体を作り続けようとしても設備がだんだん古くなり入れ替えたり、どんどん設備投資が嵩んで割に合わなくなり、だんだん止めていった・・・という歴史があります。
技術があれば・・・ということなのですが、当時、韓国の日本の技術者を引き抜いたり様々な画策で技術を持って行ってしまい、為替では韓国の方が安いので同じものでも太刀打ちできません。
特に中国の台頭はめまぐるしい勢いで伸びています。
中国恐るべし・・・
もしかしたら中国側からすれば当然の競争での生き残りと考えているのかもしれませんが、民主主義の国家からすれば到底見過ごすことが出来ない状況を強引に作り上げているので放置することは出来ない・・・と考えても仕方ありません。
アメリカも日本も今まで放置してしまっていたのもいけないんですけどね・・・。
日本が中国を援助・・・
特に日本はODAで中国に昨年約40年間お金を出し続けていたなんて、なんてだらしないというか呆れます。
40年前は中国もまだまだ発展途上国であり、他の国の援助がなくてはならなかったかも知れませんが、
少なくとも1990年代はそんな他国のお恵みをもらわなくても充分だったのにしれっと30年も受け取り続け、日本も放置し続けた罪は重いと思います。結局、合計約3兆6000億円も提供したにも関わらず、中国は日本に何をしてくれたのでしょう?
信じがたい事実です。
日本再生・・・
さらに4Gから5Gで高性能なチップの需要の高まりもあって不足する事態が生じました。
しかし、製造設備などは日本がまだまだ日本の製品無くしては半導体が作れない状況になっているので今、アメリカが躍起になって台湾と日本を取り込もうとしています。
半導体の製造シェアは今や韓国のサムスンですが、次にインテル・・・と続きますが、日本の製造設備が無くては作れません。
今後に期待・・・
台湾のTSMCも中国を脅威に感じているのでしょう?!
世界のドイツ、アメリカ、日本に工場を作り始めています。
ウクライナのようになってしまったら日本も流れ弾が飛んでくることも覚悟しなければならないと言われています。
今後のあらゆる面で好転を期待します。